甘酒の栄養成分

甘酒中の麹菌の作用で消化吸収がしやすくなる!

甘酒に含まれる麹菌の作用

甘酒には酒粕に砂糖を加えて作る「酒粕甘酒」と、米と米麹(こめこうじ)を使った「米麹甘酒」があります。

米こうじにはこうじ菌が含まれているので、体に良い酵素やミネラル、ビタミンが豊富です。

こうじ菌は日本醸造学会が「国菌」と定め、古くから日本の調味料である味噌やしょうゆなどを作る上でかかせない菌として使われてきました。

そんなこうじ菌には3つの魅力があります。

①酵素がたっぷり含まれているので、独特の味わいや体を正常に働かせる機能を助けます。

②ビタミンB群が豊富なので、補酵素として消化吸収を促進してくれます。

③こうじ菌が作る酵素が消化吸収を手伝います。

甘酒には沢山の栄養成分が含まれますが、こうじ菌の作用だけでもこれだけの効果が期待出来ます。

→【甘酒の栄養成分を解説!

この記事では、甘酒に含まれるこうじ菌の魅力について迫りたいと思います。

国菌として親しまれたこうじ菌

日本醸造学会は平成18年にこうじ菌を日本の「国菌」に定めました。

(参考文献:http://www.jozo.or.jp/koujikinnituite)

麹菌は古来から日本国の醸造をはじめとして、様々な食品に用いられ、食文化に貢献してきました。

また、100年前に消化剤であるタカジアスターゼを抽出したのも麹菌からだそうです。

これらの功績から、麹菌は日本貴重な財産であるとして、国菌に認定しました。

こうじきんの魅力①:酵素

 

こうじ菌は増殖時に100種類以上の酵素を産み出します。

数多くの菌の中でも酵素の量が多く、この酵素が様々な発酵食品の独特の味わいや、体の機能を正常に働かせる役割をしてくれます。

また、酵素とは違いますが、こうじ菌が作る「コウジ酸」は美肌効果があります。

コウジ酸はメラニン色素に関わる酵素のチロシンキナーゼの働きを抑えてくれるのです。

→【コウジ酸の美肌効果について

こうじきんの魅力②:ビタミンB群が豊富

 

こうじ菌は発酵の過程でさまざまなビタミンを産み出します。

そのなかでも、米こうじは、体の代謝に関係するビタミンB群のビタミンB1、B2、B6、ナイアシン等が含まれています。

→【代謝に必須の栄養素”ビタミンB群”とは】

ビタミンB群は三大栄養素といわれる、「糖質、脂質、たんぱく質」の代謝を助ける補酵素の役割を果たしています。

そんな代謝に必須のビタミンB群ですが、水溶性で体に保持されにくいのでこまめに摂取する必要があります。

こうじ菌で作られた甘酒なら、そんなビタミンB群もこまめに摂取できるというわけです。

こうじ菌の魅力③:消化吸収を助ける

 

こうじ菌の産生する酵素の”アミラーゼ”がでんぷんを分解してブドウ糖に変え、プロテアーゼがたんぱく質をアミノ酸に分解してくれるので、食べ物が消化吸収されやすくなります。

これにより、栄養素の吸収を助けてくれますので、疲労回復や整腸作用も期待出来ます。

→【甘酒は疲労回復に役立つアミノ酸が豊富

甘酒に含まれるこうじ酵素にはどんな成分が入っている?

 

このように、麹甘酒を作っている麹菌には様々な作用があります。

体の代謝を整えて、消化吸収を助けることで便秘改善や疲労回復を促すわけですね。

「飲む点滴」と言われる甘酒の効果は麹菌の作用が大きく関わっています。

甘酒を飲む際は酒粕甘酒ではなく、米麹甘酒を飲んだ方が健康効果は高いと言えます。

美味しく飲んで健康になるために、ぜひ麹菌が含まれた米麹甘酒を飲んでくださいね!