甘酒が風邪に効くという話は聞いたことがあるでしょうか?
この話の根拠となるのは、2つの説です。
①体温を上昇させる効果がある
②腸内環境を整えるので、免疫力が上がる。
まず1つ目は単純に、温かい飲み物を飲むと、体温が上昇するので、体温維持のためにエネルギーを使わないので、疲れません。また、免疫細胞が活発に働くようになるので風邪ウィルスを撃退してくれるというもの。
2つ目は甘酒を飲むことで腸内の善玉菌を増やし、腸の免疫細胞を活発にさせるというものです。
また、甘酒はアミノ酸、ビタミンBなども豊富で栄養も摂取出来ます。
体を温めつつ、腸内環境を整えてくれる飲み物は甘酒だけでしょう。
この記事では、風邪の時は甘酒を飲んだ方が良い根拠について考えてみました!
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風邪の時は甘酒を飲んだ方が良い?
風邪とはそもそもどのような状態なのでしょうか?
風邪の原因となるウィルスが体に侵入してきた際に、免疫細胞がウィルスをやっつける時の症状が風邪症状です。
具体的には免疫細胞が最も活発に活動出来るとされる、37℃以上の体温になります。
また、それに伴い汗もかくので、水分補強が必要ですよね。
甘酒は「飲む点滴」と言われるくらい栄養豊富な飲み物とされています。
これは甘酒にはアミノ酸やビタミンBなどが豊富に含まれていることや、ブドウ糖をすぐに摂取出来ることが理由です。
→【甘酒の栄養成分を解説!】
風邪をひいて、水分を摂取出来なくなった場合は点滴で水分を補給しますよね。
風邪をひいた時は多めに水分を摂取する必要がありますが、それに加えて免疫細胞が働く環境が大切です。
甘酒が風邪に効く理由①水分補給+体温上昇く
甘酒はもちろん飲み物なので、風邪の時の水分不足の体には必須のものです。
さらに、温かい飲み物は体温を上昇させてくれます。
私達の体は風邪の時、体温を上昇させて、免疫細胞が活発に働けるように調整します。
ただ、体温を上昇させるためには体のエネルギーを消費する必要があります。
温かい飲み物を飲むことで、体温を上昇させることが出来れば、体にかかる負担は減りますよね。
甘酒が風邪に効く理由②:栄養が豊富
甘酒には、タンパク質の元になる成分であるアミノ酸や、代謝を促す補酵素であるビタミンB群が豊富に含まれています。
→【甘酒のアミノ酸含有量】
そのため、疲労回復を促して、風邪で弱った体の代謝を上げて元気にしてくれます。
甘酒が風邪に効く理由③:腸内環境を整えて免疫力アップ
体を病気から守る免疫細胞の多くは腸に集中し、「免疫機能の70%は腸がつかさどる」と言われているそうです。
腸内には善玉菌と悪玉菌のバランスが保たれていますが、甘酒には善玉菌のエサとなる食物繊維やオリゴ糖が豊富です。
そのため、善玉菌が増えることで免疫力がアップするので、風邪ウィルスを撃退してくれる可能性が高くなります。
甘酒の風邪に対する効能
以上のように、甘酒は風邪をひいて弱っている体に優しい成分が豊富に含まれています。
また、ブドウ糖などの分解された糖分が主成分なので、胃腸が弱っていても、素早くエネルギーを補給出来ると考えれています。
甘酒を飲めば風邪が治る!というわけではありませんが、水や白湯を飲むよりはどう考えても健康に良さそうです。
私は雑穀米が入って、さらに栄養成分の豊富な黒甘酒を飲んでいます。
風邪気味かな?と思った方は甘酒を飲んでみてはいかがですか?