マッコリと甘酒ってなんとなく似ている気がしますよね?
白くて、同じ「酒」でしょ?なんて思いがちです。
麹で発酵させている点では同じですが、マッコリのアルコール濃度は6~8%とビールよりも高いのに対して、米麹甘酒はアルコール0%です。
また、マッコリは微炭酸で発泡しますが、甘酒は発泡しませんよね。
甘酒の見た目も「どぶろく」に似ていることから「酒」という名称がついたようですが、米麹を使った米麹甘酒はアルコールが入っていません。
→【酒粕甘酒と米麹甘酒の”効果と味の違い”は?どっちが良い?】
この記事ではマッコリと甘酒の違いについて解説します!
甘酒に似た見た目のどぶとくとは何か?
まず、どぶろくとはどんな飲み物なのでしょうか?
Wikipediaから引用してみます。
どぶろく(濁酒、濁醪)とは、日本の伝統的な酒のうち、米と米麹と水を原料として発酵させただけで漉(こ)す工程を経ていない酒。
もろみ酒、濁り酒(にごりざけ)、濁酒(だくしゅ)、白馬(しろうま)ともいう。
ただし、「濁り酒」は広義には清酒メーカーの販売している「濁り酒」のように漉す工程を含むものがあり法令などの分類上「どぶろく」とは異なるものもある。
日本酒は米と水で醸造した酒のことを指します。
醸造した後に濾した酒を清酒と呼び、そのままの酒をどぶろくとしているようですね。

アルコール度数は10%を越えるので、結構度数は高いです。
甘酒に似ているマッコリとはどんな飲み物?
それでは、マッコリとはどのような飲み物なのでしょうか?

マッコリは米を主原料とするアルコール発酵飲料で朝鮮半島の伝統酒の一種。
アルコール度数は6-8%程度で、同じく米を主原料とするが段仕込みと割水を経る日本酒、にごり酒の半分程である。
麹により糖化された米の強い甘味(甘味料の甘味の場合もあり)があり、またタンパク質やビタミン類に富む。
乳酸醗酵により雑菌の繁殖が抑えられる点は日本酒と同じであるが、一般にマッコリでは乳酸菌飲料のような微かな酸味と炭酸発泡の味がより顕著である。
醗酵を止めていないものも多く、醗酵の進み過ぎたマッコリは酸味と炭酸が強烈になる。
マッコリとは日本版のどぶろくに当たります。
どぶろくとマッコリの違いは乳酸発酵の強さにあるみたいですね。
マッコリの方が乳酸菌での発酵もあるので、炭酸が発生するようです。
またアルコール度数もマッコリの方が低く、6-8%程度のようです。
どぶろくもマッコリも飲み口が柔らかいのでついつい飲み過ぎてしまいますよね(笑)
甘酒・マッコリ・どぶろくの違い
甘酒についてですが、一口に「甘酒」と言っても、米麹を用いた古くからある「米麹甘酒」と、酒粕を用いた「酒粕甘酒」があります。
酒粕甘酒は製品にもよりますが、1~2%程度のアルコールを含んでいます。
また、酒粕甘酒は麹を作って発酵しているわけではないので、この点でもマッコリやどぶろくとは違いますね。
米麹甘酒はマッコリやどぶろくのように米麹を使って発酵させています。
しかし、アルコール発酵させていないので、アルコール濃度は0%となっていて、「酒」といっても度数は0な飲み物です。
さらに、米麹の酵素によって様々な健康効果が期待出来るのが甘酒です。
→【甘酒の栄養成分を解説!】
米麹のツブツブとして感じがどぶろくに似ているので、たしかに「甘酒」と名付けられたのもうなずけますね。
甘酒とマッコリは全然違う
甘酒はアルコール0%で健康効果も高い飲み物ですが、マッコリはアルコールを含んだ微炭酸の飲み物です。
見た目は同じ白い飲み物ですが、その味や成り立ちは全く別のものですね。