甘酒と糖尿病

糖尿病の人は甘酒を飲んでも大丈夫?糖尿病に甘酒は効くのか危険なのか

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糖尿病の方は糖分を摂取して血糖値が上がるのが気になりますよね?

甘酒にはブドウ糖が含まれているので、血糖値が上がりやすい食品として認知されています。

しかし、食後血糖値の上昇度を表す「GI値=グリセミック・インデックス」は低いとされています。

しかし、最近の研究結果では糖尿病患者が甘酒を摂取しても、過剰な血糖値の上昇は認めないことがわかっています。

また、4週間毎日3本の甘酒を飲んだ、過剰摂取試験でも、糖尿病の目安になるHbA1cは1.1%程度の上昇で済んだとの報告もあります。

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さらに、甘酒を飲んでも血糖値の急激な上昇を抑えながら飲むことは出来るんです。

甘酒を飲むと、30分後から血糖値が上がり、同時にインスリンが出ます。

血糖値とインスリン料は60~90分でピークを迎え、その後下降線をたどります。

ピークを迎えるまでは空腹感が大きいので、この時に食事を取ると血糖値が急激に上がってしまうので注意が必要です。

この記事では、甘酒が糖尿病におよぼす影響について考えてみたいと思います。

麹甘酒には食後血糖値の上昇を抑制する成分が含まれている

 

最近の研究結果では、毎日118g程度毎日甘酒を飲用しても問題ないことが明らかになっています。

麹甘酒は主成分がブドウ糖のため、血糖値の上昇が気になっている方も多いと思いますが、これについての研究結果も出ているようです。

<div class=”concept-box5″><p>麴甘酒には食後血糖値及びインスリン量を
上昇抑制する成分が含まれる</p></div>

この研究では、麹甘酒と米100%の糖化液を飲んだ際の血糖値の上昇を比較しました。

その結果、米100%の糖化液よりも血糖値の上昇が低かったことがわかりました。

米麹甘酒の血糖値上昇はおにぎり以下

 

また、米麹甘酒を飲んだ時の最大血糖値は133.5±20.0 mg/dLとなりました。

これは白米米飯 1 食 200 gまたはおにぎり2 個 300 g を摂食した後の平均最大血糖値量である 170-173 mg/dL よりも低い値だそうです。

甘酒はブドウ糖が主成分とされていますが、白米を食べるよりも血糖値は上昇しないようです。

甘酒と血糖値は他の論文でも研究されている

 

他の論文でも甘酒と血糖値の関係が研究されています。

住吉らは女子学生4人で甘酒と20%グルコース溶液の血糖値上昇率やインスリン上昇率を比べています。

<div class=”concept-box5″><p>甘酒が血糖値と血中インスリン値に及ぼす影響</p></div>

この研究でも、グルコース溶液と甘酒を比べた場合、血糖値と血中インスリン値に変化はなかったとされています。

2つの研究は健康体の方が対象

 

しかし、これらの研究は健康体の方を対象として実験しています。

すなわち、糖尿病の方のように、インスリン分泌が低下して、血糖値が上がりやすい方を対象にした実験ではありません。

事実、住吉らの研究では健康な女子大学生のうち1人が急な血糖値の上昇がみられたとされていますが、この学生は糖尿患者さんが血縁にいたそうです。

この論文では糖尿病患者または糖尿病予備軍の方は甘酒摂取により血糖値上昇がみられる可能性があり、血中インスリン値の節約には繋がらない可能性があるとしています。

甘酒でも糖尿病の方は血糖値に注意が必要

 

以上の結果から、甘酒の主成分がブドウ糖だからと言って、血糖値の上昇が急激ではないというお話はしました。

しかし、糖尿病患者の方はインスリン分泌が不足していたり、インスリン分泌によって血糖値が下がりにくい体質になっています。

このような方は甘酒の過剰摂取は避けるようにした方が良いでしょう。

甘酒が糖尿病の方でも安心して飲める特効薬ではないので、気をつけて下さいね!